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脳血管系疾患

人工透析を受けている方の合併症として多く見られる、脳疾患の原因と予防法についてまとめています。

人工透析で脳血管系疾患を起こしやすい理由

人工透析を受けている方の死因で、第3位となっているのが脳血管系疾患。脳血管のトラブルにより脳細胞がダメージを受ける疾病の総称で、脳卒中とも呼ばれています。

脳血管系疾患を起こしやすいのは、長期間高血圧が続いている方や、糖尿病の合併症で腎症を起こしている方。人工透析患者の脳出血は50歳以下の若い方に多く、なかでも十分に高血圧治療を受けていない方に多発する傾向があるようです。

そんな脳血管系疾患は、原因によって以下の2つのタイプに分かれています。

出血性脳血管疾患

出血性脳血管疾患とは、脳の血管が破裂することで起こる症状。脳の細い血管が破裂する「脳出血」と、脳表面を保護するくも膜の下で出血する「くも膜下出血」があります。

出血した血液が固まって血種になると周囲の組織や神経が圧迫され、さまざまな障害が現れます。

虚血性脳血管疾患

虚血性脳血管疾患とは、脳の血管が詰まることで起こる症状。脳血管に血栓と呼ばれる血のかたまりができて詰まらせるものを「脳血栓」、脳以外の血管で発生した血栓が脳へと運ばれ、脳血管を詰まらせるものを「脳梗塞」と呼びます。

一時的に血管が詰まる一過性脳虚血発作であればすぐに血流は回復しますが、脳梗塞では完全に血流が遮断されてしまい、処置が遅れると脳細胞が壊死してしまいます。

脳血管系疾患を予防するには

脳出血・脳梗塞ともに、処置が遅れれば命にかかわる症状です。一命をとりとめても手足のマヒ・言語障害・感覚障害といった後遺症を残すケースが多いため、日頃からの予防が重要です。

脳出血・脳梗塞の主な原因は高血圧なので、人工透析の方は体に余分な水分が溜まらないようにすることが第一。水の貯留を最小限に抑えることで透析による除水量が少なくなり、血管への負担を軽減できます。

また、水分の摂取量を抑えるためには塩分制限も大事。適切な食事療法を心がけることが、脳血管系疾患の予防につながると心得ましょう。

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