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透析不均衡症候群

人工透析を始めてすぐのころに見られる、透析不均衡症候群の原因や予防法についてまとめています。

透析不均衡症候群とは

透析不均衡症候群とは、透析を導入して間もない時期に見られる症状。人工透析を始めると、それまで体内に溜まっていた老廃物や余分な水分が取り除かれ、体の中がキレイになります。

それ自体はとてもよいことなのですが、キレイになる速度が速いと体のバランスが崩れてしまうのが特徴。とくに、老廃物が除去されにくい脳内との濃度差が顕著になり、一時的に脳がむくむことで、以下のような症状が現れやすくなります。

この透析不均衡症候群が起こりやすいのは、透析中や透析後12時間以内と言われています。症状が現れた場合はムリをせず、すぐに医療スタッフに知らせるようにしましょう。

透析不均衡症候群を予防するには

透析不均衡症候群は、基本的に自然回復する症状です。一般的には2~3回ほど人工透析を受ければ改善するため、過度な心配をする必要はないでしょう。頭痛や吐き気といった症状は、鎮痛剤・吐き気止めなどで対応できます。

医療施設では透析不均衡症候群を防ぐため、透析を導入して間もない時期は2~3時間という短時間での透析を行い、体を慣らしていきます。体が透析に慣れてきたら時間を増やし、1日3~4時間の透析療法に切り替えていくようです。それでも症状が強い場合は、脳圧を下げるための薬剤を点滴しながら透析を行うケースもあります。また、透析が終了したあとはすぐに動かず、しばらく安静を保つことも大切です。

透析に体が慣れてくれば症状は治まりますが、人によっては症状が継続する場合もあります。これを透析困難症と呼びます。しかし、透析困難症だからといって途中で透析をストップすると、次の透析でかなりの負担がかかるようになります。透析困難症を予防するには、老廃物や除水量を減らすための食事療法が非常に大事。塩分・水分・たんぱく質などの制限をきちんと守り、体調の維持に努めるようにしましょう。

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