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50代の体験談

ここでは、50代で人工透析と仕事を両立している方の体験談をご紹介しています。

食事管理で自分を律しています/Sさん・教員

私は遺伝性の腎不全で、8年ほど人工透析を続けています。通院での血液透析を1回4時間、週3回のペースです。医師から透析の時間を5時間に増やすことも打診されたのですが、仕事の関係で断念。仕事の終業時間は16時30分なので夜間透析にはなんとか間に合うのですが、定時であがれるとは限らないですし、透析後にやるべきこともあるので4時間を維持しています。

食事制限については、自分なりに厳しく続けています。症状は落ち着いていると言われているのですが、やはり緊張感がないと現状をキープできないと思っているので。学校での給食も半分程度に抑えていますので、一般の成人男性に比べたら食事の量は半分以下ではないでしょうか。

それでも体はつらいので、透析の日が今では待ち遠しいですね。除水量をリセットすれば食事制限・水分制限もある程度は楽になりますし…。本来は来たくないはずの病院が好きになるのには葛藤もありますが、これもひとつの形かなと思ったりしています。

■参考元:NPO法人腎臓サポート協会 腎臓病なんでもサイト
https://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/pdf/expe_90.pdf

おしごとうせき編集部より

経過が順調であっても、自分に厳しく食事制限を行っているSさん。人工透析における体調維持は自己管理にかかっているといっても過言ではないため、腎臓への負担をできるだけ減らせるような食事管理をしていきたいものです。

食事も休養もバランス第一!/Iさん・イラストレーター

20代でネフローゼ症候群と診断されており、40代で人工透析を始めました。透析は週に3日受けていますが、イラストレーターという職業柄徹夜に近い仕事も多いため、透析の時間は休養や睡眠にあてて両立しています。

在宅仕事で運動量は多くないので、エネルギーよりもリン・カリウムの摂取量に気を配っています。仕事の関係で外食することも少なくないので、外食がある日は朝食をできるだけ減らしたり、昼食や夕食で食べすぎたら翌日の食事で調整してバランスを取っています。

自宅での食事は家族と同じものですが、自分の分は小さく切ってお皿に盛りつけるようにしています。外食をするときは大皿料理を頼み、シェアすることで食べすぎを防いでいますね。ちょっとした工夫をすればみんなと同じ食事を楽しめるので、おすすめです。

■参考元:~笑顔でいきいき~透析新ライフ
https://www.kissei.co.jp/dialysis/interview/06.html

おしごとうせき編集部より

食べ過ぎたら翌日の食事で調整するなど、バランスを第一に考えてムリなく食事管理を行っているIさん。Iさんのアイデアであれば「人工透析だから食べられない」といったストレスが少なく、楽しく体調管理を続けられそうですね。

在宅透析に挑戦した50代の方の人工透析の体験談

36歳の時に、健康診断の際にIg腎症と診断されました。その後食事療法を続けたのですが、58歳の時に血液透析をスタートさせます。在宅透析に挑戦したく、聖マリアンナ医科大学病院の在宅透析患者第一号となりました。 在宅透析に挑戦したく、聖マリアンナ医科大学病院の在宅透析患者第一号となりました。

腹膜透析と病院での透析の併用をしていたのですが、腹膜透析も限界が来たことから、在宅透析に興味を持つようになりました。自分でも在宅透析を行っていた病院に行き、どのようにやるのかを勉強したりしたのです。在宅で寝ている時に透析を行うことで、身体の調子もよくなったのが特徴です。在宅で寝ている時に透析を行うことで、身体の調子もよくなりました。

周りの人からも、顔色が良くなったと言われるようにもなりました。何かがあった時でも透析室が対応できる朝7時半から夕方6時くらいまでで、自分の好きなタイミングで、透析を行っています。自分が透析をするだけでなく、在宅透析に興味がある患者さんがいた時には、自宅でどのように透析をしているのか、見学してもらっています。同じ立場の人たちが、納得して透析を受けることができるように、患者という立場から他の方のサポートができればと思っています。

■参考元:腎臓病なんでもサイト
https://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/expe_76/

おしごとうせき編集部より

在宅透析の存在を知ってから、在宅での透析をするために勉強や病院選びをされたようです。自分が治療を受けるだけでなく、他の患者さんが在宅透析できるように、サポートされておられるのもすごいです。自身の治療だけでなく、同じ立場として精力的に在宅透析を紹介しておられることが素晴らしいですね。

多発性嚢胞腎と闘っている50代の方の人工透析の体験談

30代半ばで多発性嚢胞腎と診断されました。その後、55歳から透析療法を開始しました。ADPKDと呼ばれている多発性嚢胞腎は、死に至る病気ではないのですが、透析が必要となる病気です。59歳までは外資系企業で現役で仕事をしていました。40代になると、徐々に体調の悪さが顕著に表れることもあり、自分の体調に合わせて付き合っていくことの大切さを感じます。50歳になった時には、週2回の人工透析からスタートさせました。

現在では、週3回4時間の透析を行っています。比較的自由に生活しており、カリウム制限以外はほとんど厳しいものではありません。 お酒も腎不全の治療が始まってからは飲んでいません。しかし食前酒などが出る時には飲んでいますので、それほど厳しくはしていません。59歳の時に、会社の都合で退職することになりました。

しかしその後透析による時間制限があることから、再就職は難しくなっています通常の生活を送ることができていますので、それほど問題はありません。私の場合は、定年近く働くことができましたが、もしさらに若い時に透析がスタートしていれば、就職の状況も異なっていたのではないかと予想しています。

■参考元:ADPKD.jp
https://www.adpkd.jp/confront/con_05.html

おしごとうせき編集部より

いずれは腎臓の影響から透析が必要と分かっていたようです。お酒なども基本的には飲んでいないのですが、食前酒などは楽しまれているようです。食事制限があると、好きな物が食べれないことが問題にもなりますが、ある程度バランスを取りながら食事制限されています。

腎臓病から44年の保存期を経た50代の方の人工透析の体験談

14歳の時には、腎臓病と診断されますが、長い保存期を経て腹膜透析を導入しました。仕事一筋で生きてきたのですが、58歳の時に腹膜透析を導入します。透析を始めるのをできる限り遅らせました。しかしその分我慢するものも多く、食べる量を少量にしたり、検査値を見ながら食べる者を調整したりしました。

透析をスタートさせてからも、働ける環境にいたので、そのまま働き続けました。その間、発作性頻拍に悩まされたりもしましたが、定年まで国家公務員として勤めます。病気だということで、仕事に支障が出ないように徹底した自己管理を行ってきました。最終的には、血液透析に移行して、週3回5時間で透析をしています。

仕事をリタイヤしてから、新しい事を初めており、俳句を考えています。自転車で沼まで行き、散歩しながら俳句を考えるのが最近の趣味です。透析の度に体重を測りますが、透析の間に増加できる体重を計測し、食事管理を徹底しています。グラム単位で食事の管理をしているのが、保存期が44年という長さで、透析を導入してからも元気でいる秘訣かもしれません。

■参考元:腎臓病なんでもサイト
https://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/expe_103/

おしごとうせき編集部より

透析をしながらも、仕事を続けられた良い例です。食べる予定のものを考えて、早めに食事のバランスを整えておられます。俳句を考えるなど新しい趣味に挑戦されているのも良いですね。身体の調子だけでなく、心のバランスもとれそうな良い趣味を楽しまれています。

特集

人工透析と共に
酵素を取り入れる

腎臓への負担をできるだけ軽くするためには、体内の老廃物を減らすことが重要。そのために必要と考えられるのが酵素です。
酵素は消化・吸収・代謝・排泄といった生命活動に必要不可欠なもの。体内の酵素を増やすことが腎臓を助けることにつながると考えられるのです。