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慢性腎不全と糖尿病の関係

透析になる原因の多くを占める糖尿病の特徴と、なぜ糖尿病が透析につながるのかといった理由についてまとめています。

知っておきたい糖尿病と透析の関係

糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンの量が不足し、血液中の血糖値が上昇することで起こる疾患。初期の頃は自覚症状に乏しいですが、症状が進行するにしたがって疲労感・手足の感覚低下・目のかすみ・異常なのどの渇きといった症状が現れてきます。そのまま血糖値をコントロールせずに放置すると、神経症・網膜症・腎症といった合併症へと進行してしまうのです。

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引用元HP:厚生労働省『糖尿病性腎症重症化予防の取組について』[PDF]
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000114064_13.pdf

人工透析になる原因の多くは、この糖尿病性腎症によるもの。2015年に厚生労働省が発表した『糖尿病性腎症重症化予防の取組について』という資料では、透析導入患者約3万7千人のうち約1万6千人と、43.7%は糖尿病性腎症が原因とのデータが示されています。

糖尿病の発症から腎症への移行にはある程度の時間がかかり、10~20年ほどかかります。早期である腎症2期には微量のアルブミン尿、3期になるとたんぱく尿が見られるようになり、腎機能は徐々に低下。最終的には腎不全に陥り、人工透析が必要となってしまいます。

■参考元
厚生労働省『糖尿病性腎症重症化予防の取組について(2015年)』[PDF]
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000114064_13.pdf

なぜ糖尿病が腎症の原因となるのか

糖尿病は血中のブドウ糖濃度が高い「高血糖状態」で、これは全身の血管に多大なダメージを与えるもと。血管の弾力が失われる、動脈硬化の原因となります。

腎臓には老廃物を除去する糸球体という毛細血管のかたまりがありますが、糖尿病による動脈硬化が進行すると血管の壁が壊れたり詰まったりするようになり、老廃物を十分に除去できなくなってしまいます。これが糖尿病性腎症の原因です。

また、糖尿病の方は高血糖だけでなく、高血圧・脂質異常症といった生活習慣病にかかっていることも多く、これも腎機能の低下を招く原因と言われています。

糖尿病性腎症を防ぐには食事療法が重要

糖尿病性腎症の進行を防ぐには、血糖や血圧のコントロールが第一。適切な血糖・血圧のコントロールができれば、症状の改善も期待できます。

糖尿病性腎症の場合、症状の進行度合に合わせた食事療法が重要。ステージ1・2といった早期の場合は糖尿病をベースとし、塩分やたんぱく質の過剰摂取を抑えながら症状の進行を抑制します。ステージ3に入ると腎機能に応じたたんぱく質・カリウムの制限が必要となるため、医師や管理栄養士の指導に従いながら食事療法を進めていくことになります。

自覚症状がないからと油断せず、日頃からの食事療法で糖尿病・腎症の進行を食い止めることが重要です。

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