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取り入れるべき栄養素・食材など

腎機能が低下している方にとって、食事療法は非常に重要なものです。人工透析の食事療法では体に負担をかける成分の控えることがメインとなりますが、もちろん取り入れたい栄養素や食材もあります。以下にまとめてみましたので、ぜひレシピの参考にしてみてください。

食物繊維

人工透析の方は食事や水分の摂取制限があり、十分な運動もできないこともあって便秘になりやすい傾向があります。とくにリンの吸収を抑制するリン吸着薬を服用すると便秘になりやすくなるため、服用している方は積極的に食物繊維を摂るようにしましょう。

食物繊維には便の量を増やしたり、腸の壁に刺激を与えて排便を促すといった効果があります。野菜や海藻類などに多く含まれていますが、これらの食材には人工透析患者が避けるべきカリウムなども多く含まれているので要注意。そのため、カリウムが少なく食物繊維の多いキクラゲ・ぜんまいの水煮・かんぴょうといった食材をうまく取り入れるようにするとよいでしょう。

酵素

酵素とは、人間が生命活動を行ううえで必要不可欠な成分。この酵素には消化・吸収を司る消化酵素と、ホルモンなどの新陳代謝を司る代謝酵素の2種類があります。

酵素は体内で作られますが生産量には限りがあり、年齢や病気などによってその量は減少していくのが特徴。消化酵素と代謝酵素では消化酵素のほうが優先的に使われるため、酵素が不足すると体の修復や免疫などに関与する代謝酵素の働きが弱くなってしまいます。

この不足した分の酵素を補えるのが食物酵素です。食物酵素は野菜・果物・海藻・豆類などに多く含まれるもので、外部から取り入れることが可能。体内で消化酵素の働きをサポートしてくれるため、代謝酵素が十分に働くようになると考えられます。

ただし人工透析の方は野菜や果物などの摂取量が限られているため、酵素だけを効率よく取り込める健康食品を利用するとよいでしょう。

植物油

糖尿病の合併症である糖尿病腎症の場合、動脈硬化の原因となるドロドロ血液を防ぐためにも、血中コレステロール値を下げる必要があります。動物性の油脂にはコレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれているため、選ぶべきはコレステロール値を下げるリノール酸やリノレン酸といった不飽和脂肪酸を含む植物油です。

植物油の中でも、オリーブオイル・ヒマワリ油・ベニバナ油はオレイン酸を豊富に含んでおり、動脈硬化を進行させる悪玉コレステロール(LDL)と呼ばれるものを減らす効果があるのでおすすめです。

■参考元
医療法人慈照会グループ
https://www.jmks-med.or.jp/column/column3/

特集

人工透析と共に
酵素を取り入れる

腎臓への負担をできるだけ軽くするためには、体内の老廃物を減らすことが重要。そのために必要と考えられるのが酵素です。
酵素は消化・吸収・代謝・排泄といった生命活動に必要不可欠なもの。体内の酵素を増やすことが腎臓を助けることにつながると考えられるのです。