腎不全の透析中に行う運動は、初めてすぐに効果を実感できるものではありません。長期的に続けることで、徐々に効果が分かってくるものです。以下に毎日続けやすい運動をまとめてみましたので、ぜひ毎日のトレーニングに取り入れてみてください。
人工透析の方のトレーニングで、もっとも取り入れやすいのがウォーキング。神経障害などの合併症がなければ、いつでも気軽に始めることができます。ウォーキングは一定強度で運動を続けられる全身持久力の向上にも有効ですし、足に適度な負荷がかかることで筋力アップも期待できます。また、歩くことは全身の筋肉を使うため、上半身や体幹を鍛えることにもつながるのです。
ウォーキングを始める際は、最初から長時間・長距離を歩こうとするのではなく、まず1日10分程度からスタートするのが◎。体が慣れてきたら少しずつ時間と距離をのばし、1回30~60分のウォーキングを目指しましょう。ちなみに毎日行う必要はなく、週3回ほどでOKです。早足で歩幅を大きくすると効果が高まりますが、体力が低下している場合はムリをせず、ゆっくり休みながら行ってください。
手軽にできる筋力トレーニングとして有効なのがスクワット。スクワットは正しく行えば全身の80%の筋肉をトレーニングできるとされているため、ぜひ毎日取り入れたいメニューの1つです。スクワットのやり方は以下の通り。
ひざを曲げて腰を下ろすとき、ひざがつま先の前へ出ないようにするのがポイントです。この流れを10回1セットとし、1日3セットを目安に行います。ちなみに力を入れすぎて息を止めてしまうと血圧が上がるため、ゆっくり呼吸をしながら行ってください。
人工透析の方に運動は必要ですが、場合によっては運動が禁忌となるケースもあります。運動を避けるべきなのは以下のような方です。
また、足や腰の関節を痛めている・むくみがひどい・貧血の症状があるといった方は運動に注意が必要なので、医師や専門家の指導を仰ぐようにしましょう。
特集
人工透析と共に
酵素を取り入れる
腎臓への負担をできるだけ軽くするためには、体内の老廃物を減らすことが重要。そのために必要と考えられるのが酵素です。
酵素は消化・吸収・代謝・排泄といった生命活動に必要不可欠なもの。体内の酵素を増やすことが腎臓を助けることにつながると考えられるのです。