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感染症

人工透析の方の死亡原因として、2番目に多くなっている感染症。なぜ人工透析を受けると感染症にかかりやすくなるのか、その理由について詳しく解説しています。

人工透析で感染症にかかりやすい理由

人工透析を受けている方は、体内に溜まった老廃物や余分な水分、食事制限による栄養不足・免疫力の低下により、さまざまな感染症にかかりやすくなっています。

その主な感染源となっているのは、血液透析に必要なシャントと腹膜透析に必要なカテーテルです。血液透析の場合、透析をうけるたびにシャントに針を刺す必要があり、そこから細菌感染のリスクが高まります。腹膜透析の場合は腹部につながるカテーテルを留置しているため、衛生管理をきちんとしないと腹膜炎などを起こす可能性があるのです。

また、人工透析を受けている方は尿量が少なくなるため、尿路の細菌を排尿によって除去することが難しくなっています。そのため、尿道口から入り込んだ細菌が体内へとさかのぼり、感染症を起こすケースもあるようです。

人工透析の方がかかりやすい感染症

肺炎、結核

第三者の咳やくしゃみで飛び散った肺炎球菌・結核菌により、肺炎や結核になることがあります。肺炎については風邪・インフルエンザがキッカケとなることもあるため、日頃からの注意が必要です。

シャントからの感染症

血液透析の場合、手首などにつくったシャントに針を刺して透析を行いますが、この針跡から細菌が侵入することがあります。腫れ・痛み・発熱がある場合は全身に細菌が広がっている可能性が高いため、早急な処置が必要です。

腹膜炎

腹膜透析の方に起こりやすい感染症です。腹部にあるカテーテルの出口部から腹腔内に細菌が侵入することで起こります。重症になると生命にかかわるケースもあります。

感染症を予防するには

感染症を予防するには清潔を心がけることが第一。血液透析の方はシャントの血管部分、腹膜透析の方はカテーテルの出口部付近を清潔に保ちましょう。シャントの場合は針跡から細菌が侵入することもあるので、透析を受けた日は入浴を避けたほうが◎です。

外出する際はマスクを着用したり、こまめな手洗い・うがいを徹底するのも有効。インフルエンザや風邪が流行りやすいシーズンには、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を受けるようにしましょう。

また、免疫力を下げないようにするには毎日の食事も重要。たんぱく質やカリウムなどさまざまな制限はありますが、その範囲内で十分な栄養摂取を心がけることが大切です。

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