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「オーバーナイト透析」

18:00以降まで勤め仕事をしているなら
「オーバーナイト透析」

ここでは、18時以降まで仕事をしている方に適したオーバーナイト透析についてまとめています。

オーバーナイト透析とは

オーバーナイト透析とは、夜の睡眠時間を利用した人工透析のこと。7~8時間という長時間透析となりますが眠っている間に行われるため、ムリなく透析を行えるのが特徴です。

スケジュールとしては21~23時から透析を開始し、翌朝の5~7時の間に終了するのが一般的。18時以降まで勤務している方、残業の多い方、日中の時間を有効に活用したい方などに適した方法で、高いQOL(quality of life:生活の質)を実現できると言われています。

オーバーナイト透析が向いているのはこんな仕事の方

オーバーナイト透析のスケジュール

オーバーナイト透析を受ける際の1日のスケジュール例は以下の通り。オーバーナイト透析は、日中の通院透析と同様に週3回程度受けることが必要です。

オーバーナイト透析のメリット・デメリット

メリット

透析時間が短く感じられる

寝ている間に人工透析が行われるため、体感時間が非常に短く感じられるのがオーバーナイト透析のメリット。7~8時間という長時間の透析となりますが、体感時間は1~2時間ほどなので、拘束時間によるストレスを軽減することができます。

日中の時間を有効活用できる

就寝時間に透析を完了させられるオーバーナイト透析は、日中の時間を有効活用できるのが特徴。仕事・家事・趣味といった時間を減らすことなく、普段と同じような生活ができます。また、週末にオーバーナイト透析を受けておけば、透析を気にせず休日を満喫することも可能です。

体への負担が少ない

長時間のオーバーナイト透析は、体に溜まった老廃物や水分を時間をかけて除去することができます。短時間の透析よりも体への負担が少なく、血圧や貧血といった症状も安定化。透析の合併症のリスクを減らすことにもつながります。

薬の量を減らすことができる

長時間透析で体内の老廃物・水分をしっかりと取り除けるため、血圧やカリウム値などが低下。使用する薬の量を大幅に減らす効果も期待できます。また、食事制限が緩和され、食欲がアップして栄養状態が良くなるというメリットもあります。

デメリット

眠れなかった場合つらい

通院型のオーバーナイト透析では、医療施設内で就寝することとなります。環境に慣れないうちはなかなか眠れず、翌日に疲れを残してしまう…というケースもあるようです。また、就寝時間中は施設内も消灯されるため、眠れないと時間つぶしができないというデメリットもあります。

深夜なのでスタッフが少ない

オーバーナイト透析が行われるのは深夜帯なので、医療施設のスタッフ数も少なめです。また、足音や灯り等で睡眠を妨げないよう、巡回の回数も最低限となっています。もちろんモニタ監視やナースコールはありますが、何かあった際の対応は遅れやすくなります。

抜針事故の対策が必要

透析中に血管か針が抜けてしまうと大事故になるため、シャント肢への漏血センサーの取りつけはもちろん、ネット包帯で覆う・テープで固定するといった処置がとられることがあります。就寝中の体動が激しいほど固定が厳重になるため、人によってはやや寝苦しさを感じることもあるようです。

体重管理・食事管理が必要

体重が増えすぎると除水量が増え、血圧が低下しやすくなるという特徴があります。こうなると安全にオーバーナイト透析を受けることができないため、オーバーナイト透析を続けたいなら、普段以上にしっかりと食事・体重管理を行う必要があります。

オーバーナイト透析と仕事を両立している人の体験談

透析後の体調が良くなったと思います

転院して2年ほどで医師からオーバーナイト透析を勧められました。オーバーナイト透析にしてからリン・カリウム値・血圧が改善し、以前は毎日5、6種類服用していた薬が2種類だけになりました。スタートして1週間ほどは環境の違いからなかなか眠りにつけませんでしたが、1か月くらいで環境にも慣れ、しっかりと眠れるようになりましたね。

■参考元:腎援隊 https://jinentai.com/dialysis/hd_patient_interviews/19?p=2

オーバーナイト透析と仕事を両立しています

就寝している間にできる夜間腹膜透析を行っています。就寝している間にできる透析と医師に教えられ、これなら仕事をしながらでもできると思ったからです。機械音があるのでぐっすり眠れる…とまではいきませんが、夜間にトイレに起きる以外はきちんと眠れています。夜間腹膜透析にしてから体の疲れ方も変わり、だいぶ楽になりました。

■参考元:NPO法人 腎臓サポート協会 腎臓病なんでもサイト
https://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_info/experience/expe_60.html

体調の変化が少ないです

1回7時間のオーバーナイト透析を週3回受けています。長時間透析はゆるやかに除水ができるので、体調の変化が少なくて助かっています。いつもオーバーナイト透析を受ける前は夕方からクリニックで運動療法を行い、食事をしたり読書や音楽鑑賞を楽しんだあとに就寝しています。こうした生活リズムが定着しているので、精神的にも安定しています。

■参考元:一般社団法人 全国腎臓病協会
http://www.zjk.or.jp/kidney-disease/cure/hemodialysis/live-well/index.html

生活スタイルを変えずに透析ができます

夜間透析からオーバーナイト透析へ切り替えました。夜寝ている間に透析ができるので、日中の生活スタイルが変わりません。おかげで周りの人と同じサイクルで生活ができており、仕事への影響も少なくて済んでいます。長時間透析は予後が良好であるとも聞いているので、その面にも期待しています。

■参考元:Yahoo!JAPAN知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12183357897?__ysp=44Kq44O844OQ44O844OK44Kk44OI6YCP5p6Q

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