定時やちょっと早めに退社できる方におすすめの、夜間透析についてまとめています。
夜間透析とは、17~18時頃から開始される人工透析のこと。人によって回数や時間は異なりますが、1回4時間・週3回のスケジュールが標準的となっています。
日中は仕事や学業など自由に時間を使えますが、夜間と言えど透析開始の時間が比較的早めなので、定時に退社できる方や早めに退社できる方に向いています。
ただし透析が終わってから帰宅しなければならないため、症状が安定していないと夜間透析が受けられないこともあります。
1日4時間、週3回夜間透析を受ける場合のスケジュール例です。医療施設が勤務先や学校から遠い場合、早退をしなければならないケースもあります。
夜間透析は、比較的遅い時間帯に透析がスタートするのが特徴。そのため、日中の仕事や家事などを終えてから透析を受けられるのが大きなメリットとなっています。
人工透析を受けるために仕事を早退したり、なかなか家事ができない状態が続くと、人によっては多大なストレスを覚えることがあります。しかし、夜間透析であれば日中の生活をほぼ変えることがないため、精神的な負担が軽くなります。
寝ている時間を利用して透析を行うオーバーナイト透析もありますが、深夜帯のため医療スタッフの数が少なくなっています。その点、夜間透析はスタッフの数も比較的多い時間帯のため、万が一のトラブルや、体調不良の際の対応もスムーズで安心です。
夜間透析の開始時間は17~18時頃となっているため、医療施設が遠い・準備に時間がかかるといった場合は、仕事を早退する必要が出てきます。
この場合、週に3回ほど早退することとなるため、職場や周囲の人の理解や協力が不可欠となります。理解や協力が乏しい場合、ストレスが蓄積したり、仕事をやめざるをえないケースもあるようです。
医療施設によっては、夜間透析を行っている回数が少ない所もあります。たとえば午前中から午後15時くらいまでに開始する昼のシフトは毎日行っているのに、夜のシフトは週3回しかない…といった具合です。
この場合、通院できる曜日が決められてしまうため、仕事や用事に合わせてスケジュールを変えることが難しくなります。
夜間透析が終了するのは22~23時頃。夜遅くに帰宅しなければならないため、電車やバスといった交通機関が充実しているなど、医療施設と自宅とのアクセスが良好でないと通院が難しくなります。
また、透析後に気分が悪くなったりすると帰宅が困難になるため、症状が安定していないと夜間透析を受けることができません。体調と体力の維持が必要となるので、食事療法・運動療法は重要となります。
夜間透析を受けているのは、自分と同じく昼間に仕事をしている人がほとんどです。昼間の人工透析に比べると、年齢層も比較的若い感じがします。働き盛りの世代でわりと元気な人が多いため、大きなトラブルも少ないようです。トラブルとして考えられるのは体重増加による血圧低下ですが、最近はムリな除水をしていないため、そういった問題も起こりにくくなりました。とても安定しています。
■参考元:Yahoo!JAPAN知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14202638139?__ysp=5aSc6ZaT6YCP5p6Q
週3回の夜間透析を続けています。人工透析になったあとに転職をして、事務系のデスクワークになりました。勤務時間は朝8時から17時までで、18時から透析を始めています。残業はできませんが、仕事内容は一般の人となんら変わりがないです。
■参考元:Yahoo!JAPAN知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12150194357?__ysp=5aSc6ZaT6YCP5p6Q
夜間透析で6時間の透析を受けています。透析が終わる時間が遅いため、就寝時間はいつも午前1~2時くらいです。寝る前にちょっとお酒を飲むと比較的ぐっすり眠れるのですが、できるだけ夜間透析中に寝てしまわないよう頑張っています。
■参考元:Yahoo!JAPAN知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1474702979?__ysp=5aSc6ZaT6YCP5p6Q
フレックス勤務なので、透析がある日は少し早めに退勤し、夜間透析を受けています。仕事は製造業務ですが、過度な肉体労働でない限りシャントにも問題ありません。透析を始めてすぐの頃は体重が10kg近く落ちましたが、しっかりと食事管理と筋力維持に努めたおかげで、普通と変わらない形で仕事ができています。
■参考元:Yahoo!JAPAN知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11203858201?__ysp=5aSc6ZaT6YCP5p6Q
特集
人工透析と共に
酵素を取り入れる
腎臓への負担をできるだけ軽くするためには、体内の老廃物を減らすことが重要。そのために必要と考えられるのが酵素です。
酵素は消化・吸収・代謝・排泄といった生命活動に必要不可欠なもの。体内の酵素を増やすことが腎臓を助けることにつながると考えられるのです。